「なし・・・おい、大丈夫か(慌)」
「椿ちゃん大丈夫(慌)」
「何してるんですか、緑涼さん(慌)」

「た・・・す・・・けて・・・(泣)」

騒ぎを聞きつけた、1階部屋トリオ(風燕・火燐・蓮流)があわてて彼らを引き離そうとするが・・・緑涼の力が強すぎて離れない。

「仕方ない・・・火燐!」
「了解だべ!」

そういうと、緑涼の背中をぽんと押す。すると、緑涼は気を失い、そのまま眠ってしまった。その間に蓮流が椿を救出。

「ハァ・・・ハァ・・・」
「大丈夫?」
「半分意識飛んでるぞ・・・椿(怖)」
「大丈夫だべか?」
「蓮流、ビニール袋とか何でもいいから袋用意して!」
「なんで?」
「椿が過呼吸起こしてるからだよ(怒)」

蓮流は、訳が分からないままキッチンにあった紙袋を風燕に渡すと、風燕は椿を起き上がらせ、紙袋を口元に当てる。

「大丈夫か?ゆっくり呼吸しろ、ゆっくりな。」

椿の目を見ながら呼吸を促していく。

「火燐。禮漸呼んできて。緑涼運んでもらおう。」
「わかったべや!」

そういうと、火燐は急いで階段を上がっていく。その間に、椿の呼吸も安定してきた。