「蓮流さん大丈夫かな?」
近くにいた風燕にそっと聞いてみると
「入れさせられないよ。今年のご飯、シェフのミス発生だし・・・。」
といって、ある一角を指差した。そこには、さまざまな魚料理が・・・
「あれは・・・まずいですね。」
「だろ?最近は、ビュッフェじゃなくて、あらかじめ弁当とか、飯とかがおいてあったんだけどな・・・」
そういいながら、風燕は皿にあったサラダを食べていた。
「移動するべ!」
椿達が振り向くと、緑涼が大量のおかずを乗せた大皿を手にもってニコニコしていた。
横では、禮漸がデザートやパンを乗せた大皿を持っていた・・・。
「外で食うのかよ。」
「違う、移動すんの!部屋を(怒)」
そういうと、風燕に大皿を渡す。
「お、おい!」
「おらは何とかして蓮流をここから連れ出す。お前はそれ持って、禮漸についてけ。」
「・・・わかった。」
そういうと、禮漸と風燕は、妖怪たちを掻き分けながら隣の部屋に移動した。