(1・2 AM6:17)

着いたところは、大きな公園のような広場だった。地面には、各店につけられた番号と名前が書かれたシートが広げられ、ショーウィンドウなどの必要な機材がおかれていた。


「はい、これ着て。」


蓮流はそういうと、いきなり椿に緑色の羽織を渡した。

背中には“レインボーファーム”と雲のようにもくもくした字体で書かれている。



「これ・・・。」
「浴衣のときに測ったサイズで、空我に作ってもらったべや(笑)」



緑涼さんがいつの間にか合流していた。

「さ、礼拝堂のほうに行くべ!」

「お店の準備がまだだべや(怒)」

「ほんとだ(笑)ここから急ぐべ~!!」