「おら達が作った大福・・・普通に食べてたべな、禮漸?」

「う・・・うん。まさか苦手とは・・・」

「そんなこと一度も言ってなかったぞ、正嗣。」

「うん、言ってなかった。」

「きっと、克服したのかもしれないね(笑)」

「そうだべな、好き嫌いは体に悪いし(笑)」

「そうですね(笑)」



そんな話をしながら車は、暗闇の中をひたすら走り続ける。