(1・1 PM2:37)

椿は部屋で、お年玉を有効利用する方法を考えていた。

「親父の大ボーナスって感じだ・・・。10年前のお年玉にはこの金額、ありえなかったし・・・。」



コンコン・・・



「はーい!」


ガチャ・・・

ぎゅ~・・・


「椿ちゃん今から出かけるべ!!」

椿は、ドアを開けるとすぐ火燐に、右手を思いっきりつかまれた・・・。


「ど・・・どこに?」

「正嗣のところだべ!!」

「ちょ、ちょっと待って!着替えさせて!!」

「じゃ、俺もここで・・・」



ガシッ・・・



「待たなくていい(怒)」

火燐の後ろから大きな手が現れ、火燐の首元をつかむ。

「椿、着替えたらキッチンに来てね。手伝ってほしいことあるから!」
「わかった!」

禮漸はキセルを銜えながら、火燐を無理やり引きずるように掴んで下へと降りていった・・・。