(12・24 AM7:15)

「開けて、開けて!」

畑から戻ってきた緑涼がリビングを覗くと、禮漸が火燐達に囲まれていた。
禮漸が箱を開けると、そこには徳利とお猪口が入っていた。

「俺達からプレゼント。」
「禮漸専用だべ!」
「ほ~!!俺専用か!」

禮漸は眼を輝かせながら喜んでいた。

「おら達にもサンタが来たべな(笑)」

緑涼はそういうと、ポンと禮漸の肩を叩く。

「緑涼さん、もう使ってくれてる!」
「本当だ!もう使ってる!」
「椿も蓮流ももう使ってくれたべか(笑)」

椿の頭には蝶の形をした髪留め、蓮流はルームシューズをはいていた。