「違うよ。サンタの役をやってたの。このお話の本当の意味は、ちゃんと親の言うことをきちんと聞いて、いい子にしていないと悪いことが起きるとかそんな感じかも。お父さんは、毎年、夜中にこの部屋に入ってきて、ベットの横におもちゃとか本とかを置いていてた。」
「じゃ、ここにサンタは来ないべか?」
「うん。」
「じゃ、サンタないじゃん(怒)」
「いることはいるけど・・・すべての家にサンタが来るわけじゃなくて、親がサンタ役をしてる所もあるってこと。うちはそうだったしね・・・。」
そういうと、風燕は恐怖の糸が切れたのかふわっとその場に倒れこんでしまった。
それを見た椿と火燐は、驚きながら風燕の身体を揺らすが、気を失ったままだった・・・。