「椿ちゃん・・・(泣)」

火燐が鳴きそうな声で椿を呼ぶ。見ると、ビスケットの袋からビスケットの存在が無くなっていた・・・。


「ありゃ・・・ちょっと待ってて(焦)」


椿は急いでリビングに行き、違うお菓子を取ってきた。それはキャンディー。
これならすぐ無くならないだろうと思い、キャンディーの袋から何個か火燐に渡した。

火燐も、そのうちの一つを口にいれ、口をモゾモゾさせながら舐めていた。



「で、俺の不安を解消させてくれ!椿、このおっさんいるのか?」

「・・・います。」



「マジかよ(泣)」



その場にガクッと崩れ落ちていく風燕・・・。

椿は、何とかフォローしようと必死でこういった。