(12・20 AM10:27)

椿は部屋でコーヒーを飲みながら、のんびり古びた詩集を眺めていた。


コンコン・・・


「は~い。」


椿がドアを開けると、そこには風燕と火燐が立っていた。
風燕の手には、緑涼が大人買いしたあの本・・・



「ちょっと、聞きたいことあるんだけど・・・いいか?」
「大丈夫ですよ・・・どうぞ。」



椿は、彼らを部屋に入れると、机の中からビスケットを出すとそれを机の上に置いた。