「我儘と提案は違うべ。今、お前が言ってるのは提案。みんなの意見を無視して、自分の言ってることを無理やり通そうとすることするのが我儘だべ。さ、言って。」
緑涼の言葉に火燐は顔を上げ、眼をきらきらさせながらこういった。
「ハロウィンパーティーしたいべや!」
それを聞いた緑涼は、にこにこしながら「やってみる?」とみんなに問いかける。
そこにいた全員が首を縦に振った。
「じゃ、各自で服は用意するように。椿は・・・おらの部屋から注文かけるべか。」
「私、お店にいたときに着ていた衣装、一緒に持って来ているからそれ着るよ。」
「じゃ、椿はそれで。じゃ、明日の晩でいいんだべな、風燕?」
「あぁ、明日の晩スタートだから。」
ということで明日、小さなハロウィンパーティーの開催が決まった。