「す~っ・・・」
禮漸は息を吸うと、左手を結界の張られたドアにぴたっとくっつける。結界が放つ火でさえももろともせずに・・・。
「開けるぞ!」
そういうと“いやっ!”というと、思いっきりドアをこじ開けた・・・。
開けた先にいた火燐と椿はびっくり。大火傷を負っているのに、無表情なまま、自分達を見つめていたからである。
禮漸はそのまま火燐のほうに足を進める。火燐の前に立つと、右手で火燐の頭を押さえつけ、無表情のままじっと見つめこういった・・・。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…