「俺、作ってみたいべや!!」




「黄色いかぼちゃもう全部送っちゃったべや!」


「俺も作りたいべや(泣)」


火燐の我儘に緑涼はとにかく焦った。火燐が我儘モードになると、後々大変になるのが目に見えているからである。




「お・れ・も・つ・く・る~~~(泣)」




「緑涼さん。」

椿は小声で緑涼を呼び止めた。

「なした?」
「普通のかぼちゃ、いくつかありますか?」
「あるある(笑)」

そういうと、緑涼は椿の言った事の意味が分かったようですぐに畑に戻って6つのかぼちゃを収穫してきた。