「みんな、危険だから撤収!!」
椿達が畑の外に出ると、風燕は鎌を構え呼吸を整える。
すると、鎌を取り巻くような風が姿を現す・・・。
「行け~~~~~~~~~~~!!!!」
鎌を豪快にスライドさせると、鎌から離れた風が銃弾が飛ぶような勢いで畑を駆け抜ける。
風が消えた後、かぼちゃは蔓から離れ、畑の中をコロコロ転がっていた・・・。
緑涼が、かぼちゃの一つを手に取って確認・・・傷一つなかった。
「よし!綺麗!ダンボールに詰めていくべ!」
縁側にあらかじめ用意していたダンボールを火燐と椿と蓮流で組み立て、緑涼と禮漸、風燕でかぼちゃを詰め込んでいく・・・。