「すごーい!!おいしそう。」
「彼ね。パティシエなんだって。」
「はい(笑)まだあの時は成りたてのヒヨコだったんですけどね。」
「そうだったんですか。」
「結婚を機にここに移籍ってことで(笑)」
「ある意味、独立だけどね(笑)」
「本当ですね(笑)」
二人が本当にラブラブなのを目の当たりにして、おなかいっぱいの気分になっていた椿。でも、スイーツとなると別、あっという間に完食してしまった。
「すごくおいしかったです。」
「よかった。僕嬉しいな、ここまで喜んでもらえると。」
そんな話をして入る時だった。