(1階廊下)
私は緑涼さんと階段に向かっていく途中だった。
緑涼さんと話をしながら歩いていると、風燕さんが階段に座っている。


私を睨み付けるように・・・


「風燕ど、どうだ火燐の様子は?」

「まだ寝てます。ずっと寝てますよ・・・」

「そ、そっか・・・怒りすぎたかな、俺。」



「・・・お前さえいなければ・・・」



その言葉が聞こえてすぐのことだった。

私の首筋に冷たく、鋭い感覚がしたのは・・・