「椿ちゃん大丈夫だべか?」


椿の隣を歩く火燐が声をかけるが、声が出ないくらい息を切らしていた椿。その顔を見て火燐は、椿からかごを外すとすぐさまお姫様だっこ・・・。

「ちょ・・・ちょっ・・・火燐・・・さん・・・」
「しばらくは、俺が椿ちゃんの足になるべや!」

その光景を見た緑涼は思わず・・・

「火燐、何やってるべ!」
「うん?椿ちゃんだっこ!すごく顔色悪いから!」

それを聞いた緑涼と禮漸は椿達のところまで駆け寄ると顔色確認。

「だいぶ疲れとるべな・・・。少し休憩するべか。」
「椿は、少し力をつけないとね(笑)」

ということで、近くの大きな木の根元で休憩。
椿は火燐の膝枕で横になるかたちで休憩をとることに・・・。