そういうと、正嗣と美佐子の姿はふわっと消えてしまった。


蛍の光の中に・・・



「じゃ・・・行くか、お前達。」


緑涼は、涙をさっと手で拭って、笑いながらそういった。

椿達も泣くのをやめ、笑いながら来た道を帰って行く。

我が家に向って・・・。