その間に、正嗣と禮漸が青いビニールシートの上にスイカを円になるように置いていく。


「よし!準備OK!」

「じゃ、ただいまより、すいか割り大会を開始しま~す!!」


「「「「「いえ~~~~~~い!!!!!!!!」」」」」


正嗣の開始の合図と同時に、男性陣が手にしていたのはそれぞれの武器。

緑涼は牛刀のような刀、禮漸はとげとげしい大きな棍棒、火燐は鉄の扇子、風燕は鎌、蓮流は日本刀・・・。

「椿がんばれ!こいつらに負けんな!」

そういいながら、正嗣が椿に渡したのは、料理のときに生地を伸ばす木の伸ばし棒・・・。

ちなみに、正嗣は、物置にあった金属バット。

「美佐子!」

「は~い♪じゃ、5・4・3・2・1・・・スタート!」


美佐子のスタートの号令と共にみんなで大量のスイカを割り始めた。