その頃椿は、美佐子と一緒にお昼ご飯を製作中。



「お母さん。」
「なに?」
「親父の事・・・怒ってないの?」

椿は、あの事を美佐子に聞いてみた。
すると、美佐子の口から意外な言葉が出てきた。



「怒ってないっていったら嘘になるかもしれないけど、お父さんの事好きだもん。そう思ったらね、お父さんの事許せた。」


美佐子の笑う姿に椿は、心の重荷が取れたかのようにほっとしていた。