椿と火燐の目線の先には、怒った顔をした緑涼が仁王立ち・・・。



「おめぇは…(怒)」



ポン!


タタタタ・・・



「助けて~!」
「またねぇか!火燐!」



火燐は、また狐の姿に戻るとすばやい動きで部屋から出て行った。
その後ろを緑涼が追いかける・・・。

いつもの光景。

椿は笑いながらその光景を見つめていた。



「緑涼さんには、お見通しって訳か・・・」