「火燐さん大丈夫かな。」 「大丈夫だよ。目を覚ました後が大変でしたけど。」 「何があったんですか?」 「椿ちゃんがいないって泣き出すし、俺が差し入れで持っていった油あげは、消化が悪いって凜香先生が言うもんだから、目の前でお預け状態になってるし。見ててかわいそうっすよ。」 「よかった元気で。」 椿は、やっとほっとしたのかクスッと笑っていた。