「兄貴!」


そこに、参加者では無い空我が血相を変えて走って来る。


「空我、どしたべ?」



「早く・・・救護室に行ってください!火燐さんが・・・火燐さんが競技中に牛に跳ねられて・・・意識不明のままか注ぎ込まれたって!」



緑涼は、その言葉を聞いた途端、血相をかえ救護室へ走って行った。