「大丈夫かな、みんな・・・。」

「それは、失礼じゃぞ、椿。」

「失礼・・・ですか?」



「あぁ。死者が出るほどの祭りじゃ。この祭りに参加する男どもは、覚悟を決めてあの場所に立つ。大丈夫と祈るより無事を祈る方がよいのではないか?それこそが男どもに対する正しい態度だと私は思うぞ。」



凜香先生は少し怒った様にそういった。


「じゃ、ここで。」


そう言うと、そのまま医療班が待つ場所にいってしまった。


「私達も行きましょうか?」

「はい・・・。」