やっと買い物が終わり、いろいろなお店でテイクアウトしながら月下楼に帰ってきた。


「じゃ、少し休んだら祭りにくりだしますか?」


禮漸のその言葉にみんなのテンションが上がっていった。

「椿ちゃんは今日どっちの浴衣着るの?」

蓮流の言葉に椿は微笑みながら青の浴衣を着ることを伝える。


「お、初日は青ですか~。」
「うん。」
「着れる?」


「あ・・・」



椿は自分で浴衣を着ることが出来ない。焦る椿を見ながら、緑涼はこう伝える。