「つ・・・椿ちゃん!!ごめん!!本当にごめん!!本当に!!」

火燐は、椿から離れると人の姿に戻っていく・・・。

「落ち着け、火燐。昨日といい今日といいパニくってないか?」

緑涼が笑いながら火燐を見つめてそういっていた。


「こんなことが起きてて、落ち着いていられるわけないべや!!!!!!」

「なして?」



「だって・・・俺が緊張するべや。」


もじもじしている火燐を見て、椿は少しほわ~んとした気持ちになった。一方、緑涼はその場で大笑い。


「お前、自分で椿にくっついて行ってるのに、いざ触られると緊張するってハハハハハハッハハハ!!!!!!!!!!!!!!」


「そんなに笑うなんてひどいべや!!!!」

「だっておかしいべ・・・・とにかく隠すのは、もうしなくていいんじゃねぇか?な?」

そういうと火燐の頭を力強くなでていた。


「もうすぐ、あやかしの森に着くべや。はよ着替えとけ、お前たち。」


そういうと、緑涼はベットルームに入っていった。