あまりの事態に、パニック状態の椿。
それを笑いながら緑涼は小さな声でこう話す。

「昨日の事、風燕と蓮流から聞いた。きっといきなりの事で気が動転してただけだべ。」

「だ、だからってこれは・・・」

「正嗣もたまにこんな感じで、火燐を枕代わりに昼寝してたことがあったべ。尻尾がふわふわしてて気持ちいいからとかいって。」

「い、いや、そうじゃなくって・・・」

「今なら大丈夫だと思ってベットから動かしたんだけどな~」

「何が大丈夫なんですか?」





「・・・うん・・・?」




「おはよう・・・火燐。」


「お、おはよ・・・」


火燐の眼に飛び込んできたのは・・・