(2012・05.08 AM0:45)

「主役到着ですね。」
「チッ!そのまま消えちまえばよかったのに(怒)」

リビングの机には、貴族風の男と山賊みたいな身なりの男が晩酌中。


明らかに違和感100%の空間・・・

「ふぅあ~。あれ?戻ってきたの?正嗣娘。」

後ろを向くと、水色の浴衣を着流した男がいた・・・。
風呂でも入ってきたのか、髪の毛がかなり濡れている。
その男も席に着いた。

「みんなそろってるな。」

鬼はそういうと、私を机に座らせる。



「正嗣がここを出ていく時に言っていた事覚えてるよな?」

「あぁ。胸糞悪いからはっきりとな!」

「覚えてますよ。」

「覚えてるべ!」

「モチ。」

鬼はみんなに確認すると、私のほうを向きにっこり笑いながら

「ちょっとまだギクシャクしとるけど、こいつらもお前さんの家族だから。」


そういって私の背中をパンと叩く。