「私はそろそろ行くかのぅ。」
「もう行くのか?凜香。」

緑涼の問いに、凜香はこう答えた。



「次の患者が待っておるでのう。これで失礼する。」


そう言うと、凜香の姿はサッと部屋から消えてしまった。



「じゃ、今から小物選び始めましょっか、兄さん方。」


空我がそう言うと、何故か椿の方に視線が注がれていく・・・。