(椿の部屋)

空我は、慣れた手つきで椿の体を測定していく。


「採寸完了!じゃ、このサイズで作っていくね。」


かかった時間は、約1分ぐらいであろう。


「ありがとうございます。」

「次は、飾り関係の選択ってことで、みんなリビングで見てるから行こっか!」

椿達は、そう話しながら部屋を出る。
階段を降りる間も話は弾む。


「なんか楽しみです。どんな飾りなんだろうって?」

「自分だけの飾りだよ。きっと気に入ってくれること間違いなしの一品だ。」


そういった空我の顔が、清々しいさわやかな感じに見えた・・・