(本屋)


「ここっす!」
「古書専門店・・・桔梗・・・堂。」


昔の武家屋敷のような重厚な店構えをした店がそこにあった。あまりの大きさに正嗣も朱桜も月見も驚きを隠せないでいた。


書店の中に入ると、天井近くまである本棚にきちんと収まっていて、まるで図書館のような店内。



「すごく広いね!!」

「おっさん・・・これ探すの一苦労だな。」

「本当だね・・・。」


あまりの広さに愕然とする朱桜と正嗣。それとは対照的にテンションが上がっている月見。