「何で泣くんだよ、月見。」
「そうだよ。月見。大事なお友達の前でいきなり泣いたらびっくりするだけだよ。ちゃんとお礼言わなきゃ。」


「ありがとう・・・よろしくね朱桜。」

「俺からも、どうぞよろしくお願いします。」


正嗣は朱桜に、深々と頭を下げた。

「あたいらのネットワークで、嫁の居場所見つけてくるから。待っとけよ、おっさん!」

そういうと、後ろに控えていたたくさんの部下に向ってこう叫ぶ。



「いいかてめぇら!手抜くなよ!!大事なきょうだいの頼みだ!全力でおっさんの嫁探すぞ!」


「「「「ぅおおおおお~~~~~~~~っ!!!!!!!!!!!!!!」」」」


こうして、美佐子探しが大々的に行なわれる事となった・・・。