(2012・5・08 AM00:05)

「お~い~!!出てこんね~!」

さっきの鬼が部屋にまでやってきた。

意地でも部屋は開けない!

でも、さっきから誰かに見られている感がするんだけど・・・

「ね~ね~・・・」

声のほうに眼を向けると、そこには小さな子狐・・・

「ね~ね~」

子狐はそういった瞬間、人の姿になっていく。

「俺、お前に惚れた!俺の嫁さんになってくれ~!」

・・・

完全に変化した姿は、白色の着物に橙色の袴、目尻を紅く塗った男・・・
さっき1階にいた5人のうちの一人だった。
どうやってこの部屋に入ってきたのか怖くなってきた・・・。
おまけに思いっきり肩掴んでる・・・。