(森の中)

椿は、来た道をただひたすら進んでいた。しかし行きと違い、森の雰囲気が違うように感じていた。



「同じ道を歩いてるはずなのに・・・それより、どうしてあいつがいるんだよ!あいつが!」




怒りが収まらない。


何年たっても収まらない。



椿の顔がどんどん心と比例していく・・・。

その時、椿の動きを2本の腕が止めた。
椿が振り向くと、蓮流が椿を抱きしめていた。


「これ以上行くな。」



といいながら・・・