「いきなり笑い出してどうしたの?風燕。」

「だって・・・どうみても山賊だろあれ!好みの女の子をゲットした後の山賊だろ!」

その言葉を聴いた途端、蓮流も堰を切ったようにゲラゲラと笑いだした。

「ハハハハハハ!ハ~ハハハ!本当だ!そう見えるよ!ハハハハハ(笑)」
「だろ?ハハハハハ!」


その声を聞いた緑涼は小声で「あいつら楽しそうだな~、椿。」とつぶやいた。

椿は「はい・・・。」といったが、彼らの笑う理由はきっと私達だろうと身をもって感じていた。


そんな椿と緑涼の後ろから、ものすごい走る音が聞こえてくる。