恭哉Side




・・・やっぱり

ずっと寝れてなかったんだな、こいつ。


変だと思ってたんだ、あの日から。

あの、恐ろしい日から・・・。


元気がなかったし、

昼メシも食べる量が減ったし、

なにしろ、心からの笑顔がなくなった。



俺はそれに気づいてから思ったんだ。




こいつ・・・恋華を守れるのは俺しかいない。
俺が一生恋華のそばにいなきゃ・って。



多分俺はその頃からこいつが好きなんだろうな・・・



それに気づかれないように、

または、俺と話してほしいがために

こいつにちょっかいばかりだしてるんだもんな、俺。



かっこ悪ぃ・・・ガキかよ、俺は。



でもそれでもいいんだ。


一生俺の気持ちに気づかなくてもいい。


こいつに彼氏ができてもいい。





恋華が幸せだったらそれでいいんだ。



俺のエゴかもしれないけど、ずっと俺が守ってやるから・・・


恋華・・・・・・。