僕は固まっていた自分の動きを解いて、ゆっくりはっきり、唇を震わせた。




「ノノ、飯食い終わって準備したら行くぞ」




勝手に予定を決めてしまった僕を見て、彼女は食後の温かいお茶を飲みながら、二・三度頷いていた。




なんとなく今気づいたけど、ノノはまだ寝巻き姿だった。




アンバランスな格好と行動がなんだか可愛くて、僕は小さく笑った。