カチャカチャと、食器の音が重なる。 ふと、ノノを見た。 黙々と、玉子焼きと白米を交互に口へ運んでいる。 時々みそ汁をすすって、息を吐き出しているようにみえた。 昨日から、ノノは口数が少ない。 僕たちに何か話をふられても、必要最低限のことしか答えない。 それが彼女の性格ゆえなのだろうか。 なんて、よくわからない疑問がうまれたりする。