君は微笑んでいた。 そして同時に泣いていた。 確かにあの日、君には心があると。 『ノノ』は“生きてる”と。 漠然と感じていた。 君はいつだって、人間だった。 そのあとすぐに、本当のことを聞かされても、 なんとなく認めることができなかったのは。 僕はこの目で、 君の“心”を見ていたからだ。