…ッ‼


この人って、校内1のヤンキーじゃん。

隣のクラスの。

名前は、森島裕太。

茶髪に金のメッシュが入ってて
見た目は、結構いかつい…




「ねーえ!きーてる?」

「あっ…うん。」

「なんか…あったの?
俺で良かったら聞くよ?」


そう言ってアタシの隣に座った。


「泣きたいんなら、泣きゃあいいじゃん。」

「えっ?」

「溜め込んでたら、いつまでも辛いまんまだよ?」


「……ッウ……ッウワァーン」

「よしよし。大丈夫、大丈夫。

好きなだけ泣きな。」


そう言って、アタシの肩を抱き寄せ
頭を撫でた。