「ごめんね、なんでもないんだ、ただ君を好きなのにって思っただけなんだ」 「うん」 言葉を紡いでください。 それは下らないことじゃありません。 浮気は文化だ? 言わぬが花なんて言ってるからでしょ。 気移りしないよう捕まえるために。 砂を吐くほど言葉をください。 「好きだよ」 そう、そうやって微笑んで。 「愛してる」 それだけで私と言う世界は救われますの。