朝。

以上に静かな朝だった。

大きな大きな家にまだ16の若い少女と70を過ぎた老執事。有名な料理人に若いメイドが数名。

この大きな屋敷の主は若い16の少女であった。

「………。そうだよね、みんな忘れちゃってるよね。」


私は西園寺彩芽。16歳高校1年。

両親は海外へ仕事へ行っている。

実は今日は誕生日なのだ。

朝起きても誰ひとりいない。

私はすごく孤独さを感じた。

誰も部屋に来る気配もないので私は食堂へ朝食を食べようと向かった。