今日一日中いろんな考えを頭の中巡らせて、でた答えは
「高坂悠のこと知ってる?」
だなんて、、、、。
いや、別にこれだけでも大問題なんだけどさ、谷山が自分のこと好きなんじゃないかなんて考えてた事がすごくはずかしい、、、

高坂悠。こいつは小学校も同じだった。五年生のころに同じクラスになった事あるけど、そんなに印象には残っていない。すごくクールで何考えてんのか分からない、独特のオーラで包まれていて話しかけにくかった気がする。
成績優秀、運動神経バツグン。ルックスもイケメンで女子の人気は高いけど、
そのオーラのせいかあんまり女子も近づいては行かないようだ。


、、、でもそんなやつがどうしたのよ、、、。




「知ってる、、、けど、、、」



うつむきながら遠慮がちにそう言うと谷山は満面の笑顔になった。


「そっかぁ!それはそれは、、、」


、、、、、。なんなのよこいつ。人に物聞いといてニヤニヤしながらそれはそれは?


「なんな、、、、」


なんなのよ、そう言いかけた時。


「大翔っ!!!」


谷山の後ろから駆け寄ってきた人物、それは、、










高坂悠本人だった。