「え~!絶対それは好きだよぉ~!!!」

と、返してきたのは小学校からの仲の友達の浅海 美織、成績は下の下、運動神経は中の中、ルックスは上の上、純粋で天然な性格は愛される存在だけど、たまに女子の反感をかってしまったりする結構損な人間。夏祭りに彼氏と2人きりで行く約束をしたばかりだそうで超上機嫌。


「いやそんなわけないじゃん~、同じクラスになってまだあんまり話した事ないし、話したとしても班の話だとかそのぐらいだよ?」

話題はもちろん手紙の話。
「いやぁそれは絶対好きだょ!好きじゃなかったらなんでそんな事聞くのさぁ!」

た、確かに。いや、でも絶対何かある、
それはないもん。神に誓って。

これだからめんどくさい、恋、いやまだ恋と決まってはいないけど好きという単語が入った時点で恋と呼んでもおかしくは無いと思う。