こうして直哉を待っているだけでもつらい・・・。

周りを見渡す。みんなが帰っていく。

こんな風にここから周り見るなんて・・はじめて・・。

いつも校門前に立って直哉を待ってたのに・・沙都を待ってたのに・・。

自分だけが幸せだと思ってた。こうして周りを見ると全然こうして普通に歩いている人たちの方が幸せそうに見える・・・。

「・・・ねぇ、キミ?」

「え・・?」

私に誰か声をかけてきた。知らない人の声だった。

その人の方を見ても誰だか会ったことのない人だった。

それにその人の後ろには人がいっぱい・・・?

「・・・・!!」

ま・・さか?ひょっとして・・?

「昨日の晩、俺たちに会ったよねー?キミ」

昨日の・・レイプ・・犯たち・・!!