先生と出逢って恋人になって・・幸せすぎて・・それで耐えられなくなったのね・・・。

1番じゃない自分にも腹が立って、誰からも愛されない・・自分さえも自分を好きになれない・・。

そんな自分が惨めで憐れで・・・。

そして・・直哉が私の目の前に現れた・・・。

たぶん・・・逃げたかった・・・。

外面だけでも私を愛してるって言い続ける彼に私は逃げ出した。

バカなのよ・・私・・。

こんなとこで気づくなんて・・。

何しても好きな気持ちなんて忘れられるわけがない・・・。

それでもまだ忘れたい・・こんな苦しすぎる感情なんて・・・。

「あすかーーー、早く出てこいよーーっ」

ベッドルームから直哉が叫んだ。

私は先生を好きな感情をこのシャワールームへ置いてベッドルームへむかった。

直哉・・・。

もうどうしても愛せない人。

泣き出したいくらいどうしようもないくらい怖い人。

「おそいじゃねーか、あすか」

たどり着いたベッドの上には直哉が私を待ち構える姿で座っていた。

そんな彼は私をベッドに押し倒した・・・。

シャワーも浴びないで急ぐ彼は私のバスローブに手をやり脱がしていく・・・。

嫌なくらいのキスの応酬は私の頭をクラクラさせる。

「あすか」

名前を呼ばれるとぞくってするほど怖い。

『ピピピピピ・・ピピピピピ・・・』

・・・?携帯・・・?