「一体どうなってんだ?」

「・・・・刺されたの・・・二日前」

「刺された?」

「刺した人はあすかしかみてないのよ」

「・・・」

「お兄ちゃんには言わないでって言われたんだけど・・・」

「・・・・そろそろ目を覚ます頃だ・・・」





いたい・・・いたい・・・

「痛いっっ」

「・・・!!!」

「アレ・・?ワタシ・・?」

目の前には先生が呆れ顔で座っていた。

「こ・・・ここ・・どこです?」

「みてわかんないか?病院だ。遊園地近くの」

ホントだ。窓から観覧車がみえる

「・・・先生・・私・・迷惑かけたよ・・・ね・・?」

「・・・・」

先生は何も言わない・・。ただじっと私をみている・・・。

「わっ、私と別れるのっ!?お別れなの!?嫌いになっちゃったの!?・・いたーーいっ」


「・・・バカ・・・」

私は興奮しすぎて傷がまた痛みだした。

「・・なにも言ってないだろ?早く傷直せ」

「・・・ハイ」

そして先生は急に真剣な顔になった。

「お前・・犯人みたんだってな・・・誰にも言ってないって・・」

先生が私に問いてきた。

「で、でも暗くてよく・・」

「・・陽子をみただろ?お前を刺しただろ?」