「うっっ」

アレはっっ。

わ・・・私・・・遊園地の乗り物・・ジェットコースターだって、かわいいメリーゴーランドだって・・なんならフリーフォールだって乗れるわっ。

でも・・アレはダメ・・アレはダメなのよ・・・。

「俺、はいろっと」

なっっっっっ。

「先生っっ」

先生はものすごく意地悪な顔をしながら私を見た。

「んだよ・・。ついてくんなよ」

い・・・いや、先生と二人きりになれるチャンスじゃない。

何をしてるの私ってば。早く行かなきゃっ。

「ま、待ってーーーお化け屋敷はいるーーーーーっっっ」

私は半ば半泣きで先生についていった。

「くんなって・・・」

こ・・・こわいよぅ・・・。

先生っ、たすけてよね・・たすけてよね・・・



「ぎゃぁーーーーーーーーーっっっっっ」




「・・・・オイ・・大丈夫か・・・?」

「・・・アレ?」

私、なにしてたんだろ・・・・

「ダセーなー。お化け屋敷で気絶してんじゃねーよ」

き・・・気絶・・・?バカ?ワタシ・・?

「ちょっと待ってろ」

先生はそう言ってスタスタと歩いてった。

私ってチョーーーーマヌケっ。

しかも先生との2ショット覚えてないのよ・・・