先生は私が握った手をさらに握りしめた。

「・・・来いよ・・」

そのままその手をぐいっと引いて久住家へと引き返した。

先生はそのまま何も言わずに早足で私を連れて2階の自分の部屋に入る。


勢いよく先生の部屋のドアが閉められた。


「ーーーーんっ・・」

閉められたドアを背に私は有無を言わさず先生にキスをされた・・。


熱い・・とろけそう・・。

長い長い・・そして深いキス・・。


「んっ・・はぁ・・・せんせ・・い・・」

私・・ダメだ・・。

もう立ってらんない・・。

「あすか・・!」

先生が苦しそうに私のことを抱きしめる・・。

私の中にはもう先生を求める感情しか残っていない・・。



「先生・・!」


お願い・・私に先生のぬくもりを置いていって・・。





静まり返っている部屋に私と先生の吐息だけが聞こえている・・。

先生が私に優しくキスをする・・。

優しいけれど・・とても感情的な・・。


合わせる肌がだんだんと熱くなってくる・・。

前に抱かれた時とはまた違う・・優しい・・抱き方・・。