私はそんな先生に思いっきり抱きついた。

「ちょっ、あすかっ」

先生は突然の私の行動に戸惑っていた。

「先生!私、ここで・・この学校でがんばるっ。必ず卒業する!受験も頑張る!」

私が抱きついたまま捲し立てるように言った言葉に先生はやわらかく笑った。

「あすか・・俺もがんばるよ・・」

そう言って先生も私のことを抱きしめる。

温かい・・。

先生に抱かれるとホッとする・・。


片手に握りしめていた先生からのプレゼント・・。

私も・・・永遠を誓いたい・・。

「先生・・」

「・・ん・・?」

「私ね・・なんにもあげられないから・・・」

私は先生の手を取った。

そして先生の左手の小指にそっとキスをした。

「え・・・」

先生はキョトンとして私を見ている。

私・・・先生にこの想いを知ってもらいたい・・。

「私・・誓うよ・・それから・・約束も・・」

先生への・・永遠を・・。