「・・信じらんねぇ・・・」

先生の引きつり笑いは止まらない。

私の喜びも・・当然止まらない。


そんな私はスキップなんかしながら先生のそばに近づいた。

「なーんで?いいじゃーーん。初めてだよ?学校で先生の授業受けるの」

「・・・」

「うれしくないの?彼女だよ?私」

私は少しむくれてみた。


「・・やりずれーよ・・お前」

・・ん?

なんか言った?先生・・。

「先生?」

「なんで俺がお前と沙都の前で授業しないといけないんだ・・沙都なんか去年もだったのに・・」

先生が机の上でうなだれだした。


そっかー・・先生の性格からして私と同じなわけがないんだよな・・。

でも先生には悪いけど、私は相当ハッピーだっ。

「そうガッカリしないでよっ、先生っ。先生の彼女という名に恥じない成績を修めるからさっ」

「・・・ホントだな??」

さっきまでうなだれていた先生がチラッと私の方を鋭い目つきで見た。


「えーーーと・・・た、多分?」